2014/07/02

酸蝕症とは?


酸蝕症…、酸蝕歯…、
誰もが一度は耳にしたことがあるかもしれません。
皆様ご存知ですか???

Q.酸蝕症、酸蝕歯とは?











酸蝕症とは、酸によって歯が溶かされてしまうことで、
酸蝕症によって溶かされた歯のことを、酸蝕歯と言います。
むし歯菌が出す酸や細菌によって歯が溶かされてしまう
う蝕(むし歯)とは区別されています。
そして、生活習慣病の一つと捉えられています。

Q.原因は?

大きく分けると4つに分類されます。

①過食嘔吐や無理なダイエットなどによる胃酸の逆流
これは、胃酸によって歯が溶かされてしまうことが原因で
習慣的に繰り返すと酸蝕症になることがあります。

②酸性の飲食物の摂取








黒酢、レモンやオレンジなど柑橘系の果物、ドレッシング、赤ワイン、
清涼飲料水、スポーツドリンクなどを常に摂取する機会のある人は、
酸蝕症のリスクが高くなると言われています。

③職業的原因











メッキ工場やガラス細工工場などで酸性のガスを吸引するような方や
水泳選手(塩素が原因)などは、酸蝕症に罹患しやすいと言われています。

④ビタミン剤などの酸性の薬剤を常飲されている方










Q.酸蝕歯を予防するためには?

①すっぱい物を食べたら30分ほどは歯磨きを控える
食後にすぐ歯磨きをすることは、むし歯予防にはとても良いことなのですが
酸に触れて溶かされかけているところに歯ブラシをごしごしと当てて磨いてしまうと
歯の表面のエナメル質が削れてしまうので、食後はお茶を飲み、
唾液の力で歯のなんかが収まった30分後くらいに磨くことをお勧めします!

②柔らかいブラシを使う
柔らかい歯ブラシでやさしくブラッシングしましょう!

③酸性の飲食物を口にしたら、その後すぐに水やお茶を飲む
お口の中に酸が長く残らないようにしましょう!

④フッ素入り歯磨き粉やジェルを使う
フッ素入りの歯磨き粉などを使って歯のエナメル質を
ケアして強くしてあげましょう!

⑤お口が渇いているときは酸性の飲み物を避ける
お口の中が渇いているときは唾液の力が十分に働かないので
スポーツ直後やドライマウス(口腔乾燥症)の方は
強い酸性の飲み物は避けましょう!

⑥赤ちゃんに哺乳瓶で飲み物を飲む癖をつけないようにする
哺乳瓶でジュースを飲む習慣がついてしまうと
生えたての乳歯はあっという間にむし歯になってしまいます。
前歯の裏側がむし歯になりやすい子は要注意です!

Q.治療法は?














歯の中の象牙質という部分が表に出ていると
細菌に感染しやすく、むし歯になるリスクが高くなります。
歯医者さんで保険内で簡単に短時間で治療できますのでご相談ください!

少しでも酸蝕症に心当たりのある方は
歯医者さんへ検診に行きましょう!

☆DH櫻木☆

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